2019-01-01から1年間の記事一覧
今年2度目の日食が12月26日に起こりました。結果、見ることはかないませんでしたが夢が一つ叶いました。それは日本の天文学を築いた巨人を訪ねることです。 麻田剛立(1734-1799)。 1763(宝暦13)年の日食予報を1年前に予報したことで、世間に名前が知られ…
新たに撮り直しを初めて最初のつまずき…二十四節気の日に撮れたらという野望も、天候不順で撃沈。12月22日はえこっくるの講座(観望会もあり)も控えていましたが、朝から曇天、午後からは雨まで降ってきました。この雨が雪に替わったら、もしかしてふたご座…
立体星座を作ってみました。以前は手先の器用なサザンクロスのメンバーOさんに作ってもらっていましたが、自分でも作ってみたいと常々… 次の講座は星座早見盤作りなので、宇宙は立体なんだよと知ってもらおうと、なんとか間に合わせました(間に合った…)。 …
昨年5月から撮り始めた日の出の写真ですが、前回太陽がフレーム・アウトしてしまったため仕切り直しです(トホホ)。 2019/12/08 06h49m (方位119.5度) 日の出(二十四節気) 最近、日本の天文学史にハマってしまったので、撮影地にしている神社の歴史を調…
現代音楽の中にあって、難曲中の難曲と言われる「マクロコスモス」。ピアノを打楽器として使うことも想定し、ピアノ内部にも異物を挟み込む「プリペア ド」という奏法で表現する大曲。その性格のため、なかなか演奏される機会がありませんが、2019年に日本人…
天空に魅せられた生涯 小説麻田剛立 ちょうど一年前、春先の講座にあわせて時代劇小説を読み始めました。ほぼ一年かけて井上ひさしの『四千万歩の男』を読み終え、それ以来時代劇小説にハマってしまってます(とはいえ、ジャンルは天文に関わるものだけ)。…
太陽という名前に引きずられて耳を傾けても、当然太陽っぽい感じは一切せず。それもそのはず、出版社がこのセット(第31番から第36番までの6曲)の楽譜を出版する際、楽譜の表紙に太陽の絵を使ったという理由から『太陽四重奏曲』とニックネームがついた楽曲…
夢をまことに(山本兼一) 本の表紙が月を眺める主人公の国友一貫齊(1778-1840)。彼の前向きな考え方が多くの発明品を生み出していく。読んでいてゾクゾクくるのは天文のくだり。月面、太陽(ゾングラスと呼ばれる太陽専用フィルター)の観測。ちょうど太…
無事に日比谷の講座が終わりました(すでに3日経っている)。今日は冬らしい雨。書斎にはストーブにのせた鉄瓶から湯気の音だけ(実際にはウィンダム・ヒルの音楽がなってます)。 何かが終わって、ぼーっ とする時間も必要。うん。庭の葉の雫眺めたり、書棚…
Sun Ring/ Terry Riley NASAからの要望で、複数の宇宙探査機や、地上の電波望遠鏡などで捉えた宇宙の音(冨田勲が『DAWN CHORUS』で使った音など)などからインスパイアを受け、合唱などとコラージュさせた作品集。もっと現代音楽っぽい音がするのかと思って…
一昨日は上野国立科学博物館で観望会でした。月明かりが途中から影響したことと、やはり都会の空は明るい… さて、本日は3日後に迫った講座のために太陽を見ました。何も望遠鏡を出さずとも、下記のサイトにアクセスすればラクラク「現在」の太陽を見ることが…
三惑星
本日2日目南半球の星空 銀河巡礼(シサスク)/ 吉岡裕子
宵の明星(2019/11/01) 11月になりました。西の空が「秋の日は釣瓶落とし」になっています。今日は金星、木星、月、土星が並んでいます。 水星は見えませんでした。もっと開けた場所にいかないと… きんせい、もくせい、つき、どせい
「天文台の電話番―国立天文台広報普及室」「はい、こちら国立天文台―星空の電話相談室」ともに同じ内容の書籍ですが、後者は普及版の性格(?)であろう文庫本です。他にも私は「流星と流星群」「流れ星の文化誌」でお世話になりました。つまり、一度として…
一昨日の大雨も上がりました。西の空に宵の明星、今シーズン二度目の確認。ようやくカメラに収めることができました(すぐに消えましたが…)。望遠で寄っているので高度があるように見えますが、この時は5.9度でした。 宵の明星
太陽 その素顔と地球環境との関わり 第1章:太陽の光第2章:太陽のエネルギー源第3章:幽霊のようなニュートリノ第4章:太陽の鼓動を測る第5章:磁化した星第6章:目に見えない激動の世界第7章:荒れ狂う太陽第8章:宇宙空間を満たすエネルギー第9章:地球生…
昨日は即位礼正殿の儀でしたが、あいにくの天候だった(室内で仕事中だったから、あとでTVニュースで知った)ようですが、その後はどうやら晴れ上がったようです(虹も出ていたとか)。というのも、布団に入る前にちらとカーテンを開けると、目の前の東天の…
写真集「太陽」 第 I 章: 白色光で見た太陽第 II 章: Ha線で見た太陽第 III 章: その他の可視光と赤外線で見た太陽第 IV 章: X線で見た太陽 -「ようこう」衛星による観測-第 V 章: 電波で見た太陽第 VI 章: SOHO衛星とTRACE衛星が見た太陽第 VII 章: 我が国…
台風(19号)一過。 日が沈んだ西天低く、今年初めての宵の明星を認めました(17h30m頃)。大気中も塵がなく、地平線すれすれだけがオレンジ色に染まり、その中に動かない輝点がありました。よく見れば、ゆ〜っくりと動いています。「よく見れば」といっても…
間宮林蔵(吉村昭) 今まであまり意識することなく通り過ぎてきた日本史。通り過ぎたといっても、せいぜい学校の授業の中ぐらい… この本の主人公、間宮林蔵も、名前は聞いたことがあっても、何をした人なのかは考えたこともありませんでした。それが伊能忠敬…
銀河巡礼全曲演奏会(吉岡裕子) 今週末(9/28)よりウルマス・シサスクのピアノ曲集『銀河巡礼』の全曲演奏会が行なわれます。 銀河巡礼全曲演奏会 入り口 星のソムリエ
伊能忠敬の次に読み始めたのは間宮林蔵ですが、「他にないかなぁ」と探していたら目にとまったのが本書。まだ読み始めていませんが、こうなると…どんどん日本の歴史(フィクションも含め)深みにはまっていく自分の未来が見えて来ます(笑) 幕府天文方書物…
四千万歩の男(井上ひさし) 単行本でも5冊に及ぶ大作講座に併せて昨年11月に読み始じめたものの、ようやく終了… フィクションとはいえそのほとんどは伊能忠敬の日誌や研究書をベースに時系列を繋ぎ合わせ、日記や研究書にない部分を創作したとか。そのへん…
はじめに――組織化の原理 第1章 物質とは何か? 第2章 中世までに利用されていた元素第3章 空気を調べてわかった物質の本性第4章 新しい元素第5章 微粒子から元素へ第6章 秩序を求めて第7章 原子の謎、解明される第8章 元素を変化させる第9章 天上の元素工場お…
紀元前33〜紀元前22年の間に書かれたと言われる、ウィトルーウィウス(B.C.i。ローマの建築家)の建築書の第九書に十二星座に関する言及がされています。 「この巻では日時計の造り方について、それが宇宙における太陽の放射線から針の影を通じてどんなふう…
近世日本天文学史(下)ー観測技術史ー / 渡辺敏夫著(恒星社厚生閣) 第1章 総説 第2章 日本の天文台 1. 天文台 2. 京都梅小路天文台 3. 京都西三条台暦所 4. 江戸の天文台 5. 私設天文台 6. 地方の観測所 第3章 儀象史 1. 中国の儀器 2. 渋川春海時代の測…
彗星の話
星空に響く音楽 私は会員ではないし、ボランティア(天体観望会が行われなかったので出番がほとんどなく辞めさせられてしまった)でもないし、聴きに行くことができませんが、ガリレイの音楽が奏でられることは非常に興味深いです。どこか他の場所でやってく…
今日も朝から強い雨が降っていて、庭のトマトのプランターが倒れてしまっていたほど。昨夜、風も強かったのか… ただ、被害はなく、まだ半分だけしか赤くなっていないプチトマトがたわわに実ったまま横たわっていました。 シンセサイザー/星座 〜永遠なる四…