長沢工先生を偲んで

天文台の電話番―国立天文台広報普及室」「はい、こちら国立天文台―星空の電話相談室」ともに同じ内容の書籍ですが、後者は普及版の性格(?)であろう文庫本です。他にも私は「流星と流星群」「流れ星の文化誌」でお世話になりました。つまり、一度としてお会いしたことがないのですが、本の読み手として大変なお世話になったのであります。電話番の方ではアマゾンのレビューにこんなことを書いてました。

「マスコミの方にぜひこの本をご一読願いたいと思っています」

 

 私も星のソムリエの中で、観察会など催しなど行なっているので、この本でのやり取りは「あーあるある」などと、膝を叩き、クスクスと笑いながら読むようなケースが多々ありました。しかし、そんな内容ばかりではなく、教育とは何かとか、大人がもっと真剣に考えなければならないようなこととか「こんなこと聞かれたら、こんな風に答えよー」などと、少なからず私の教科書となり、今後も指標になってくれるでしょう。

 

ご冥福を御祈り申し上げます。