太陽という名前に引きずられて耳を傾けても、当然太陽っぽい感じは一切せず。それもそのはず、出版社がこのセット(第31番から第36番までの6曲)の楽譜を出版する際、楽譜の表紙に太陽の絵を使ったという理由から『太陽四重奏曲』とニックネームがついた楽曲。
だからといってつまらないことはなく、ハイドンの持つ明るさに満ちた世界にあふれています(昔はこの良さに気づかなかったので「つまらない」といって敬遠してました)。このセットに限らず、ハイドンの曲は星を眺めながら傍らで掛けておきたい曲です。
あえて星空っぽい曲を選ぶなら、第78番の『日の出』という楽曲が、情景を連想しやすいと思います。