ぎらつく天狼

 昨日は午前中雨に降られ、いつから快晴になったか分かりませんでしたが、帰路の頭上には星空が広がっていました。今朝も朝は快晴だったようで、きっと初日の出も見られたことでしょう。肝心な時には寝てしまい、2012年の初日の出はまだ目にしていません。


 というのも、昨晩は南極老人を見ようと深夜に布団を抜け出して印旛沼まで。途中、上弦の月の由来となるような情景に足止めを食らってしまい、お目当ての南極老人は通り過ぎたあとでした。頭上には今年初めての美しい星空が広がり、まさに金砂銀砂の世界に覆われて、彼らの星語りに耳を傾けられたので良しとしよう。昨日は確かに寒い朝でしたが、そんな比ではありません。まさにフリーザーの中にいるようです。星空の下に広がった街の灯はユラユラとして寒さに震えている様でした。


 深夜を過ぎると冬の星座たちは、春に見頃となるオリオンも季節を先取りして西の空に傾き、東の空には春の大曲線に火星と土星が加わって、冬の星座に負けじといっそう賑やかです。