2月20日(水)晴れ「ピアノ協奏曲/ショパン」

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昨晩の冷え込みは朝になってもそのままで、
目覚ましが鳴った後も、
ひんやりとした部屋で固まっていました。
 
昨晩、4/5(金)に行われる
ブリュッヘン指揮/18世紀オーケストラショパンの公演チケットが取れました。
 
 
個人的なショパンは、どうしても夜を綴った「ノクターン」へと向いてしまうのですが、
今回の公演にも入っているピアノ協奏曲第1番の第2楽章に、
彼はこんなコメントを残しています。
 
春の夜の美しい月光を浴びた瞑想
 
ショパンのピアノ協奏曲は、
協奏曲、と言いながらも、
オーケストラ版、室内楽版、ピアノ・ソロ版といろいろな版が存在しています。
さまざまなアーティストたちが演奏してくれていますが、
最近、特に気に入ったのは有田正広&仲道郁代古楽演奏でした。
仲道さんのピアノは1841年製のプレイエル
まさにショパンが生きていた時代に作られた楽器です。
 
そして4月の公演ではさらに古く1837年製のエラールです。
ユリアンナ・アヴデーエワさんが弾きます。
古楽ファンとしてはオケの音色共々、
ショパンが聞いたであろう音を堪能してきたいと思っています。
(というわけで、当日の科学博物館の天体観望会は、私は欠席しまーす)
 
ところでプレイエルが作られた1843年は
海王星の発見者の一人であるルベリエが新惑星を発見すべく計算を始めた年です。
そして1837年のエラールの年は
ドイツの天文学者シュトルーフェが、
夜空に瞬く星々は大きさを測れないぐらい遠いところにある、
ということを示しました。
また、ノクターン創始者とされるジョン・フィールドが亡くなった年でもあります。
 
まだまだそんな時代の楽器の音色が生で聴けるなんて、
当時の空気に触れられそうで、今からワクワクしてしまいます。
 
 
ブリュッヘンにとってショパンは(私には、その初出から意外な選曲と映りました)、
ダンタイソンと1849年製エラールでのレコーディングがあります。
そのサウンドと聴き比べる楽しさもあります。