星語り(一番星のなる木)

星と天界の音楽

詩の中の宇宙

昨日オリンピックが幕を閉じました。フィナーレの際に宮沢賢治の「星めぐりの歌」が演じられ、次回がフランスで行なわれると言う流れから、「世界の冨田」が1974年に制作したドビュッシーのアルバム『月の光』に収録したタイトル曲が流れました。ちょっと感動〜

 

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詩の中の宇宙

 

 ネタ本としてお世話になっている京都大学学術出版会から『詩の中の宇宙』が出版されました。とはいうものの、この本は2月に出版されていました。

 この本が取り上げている「詩」は、マルクス・マニリウス(起源1世紀ぐらいの人)が書き上げた『アストロノミカ』です。すでに白水社から『占星術または天の聖なる学』の全訳が出版されていますが、星座神話でギリシア神話を興味が持てたら、この本にも目を向けてみるのも良いかもしれません。この書は、普通のギリシア神話に比べると、星座との関わりが深くとても興味深い内容で、当時の天文学プトレマイオス)を語りつつ、天(星座)からのサインを詩という形でわかりやすく歌っています。

 

現代の占星術の星々の意味はこの書が起源だといわれています。今回出版されたのは詩の全訳ではなく、解説・研究書です。