待望のアルバム「雅子」がリリース(届き)されました。
ウィルの希望によりアルバムタイトルやジャケットの変更が「東洋風」になりましたが、
音楽はウィンダム・ヒルそのもので、
ライナーにはMASAKOさんが日本にいたときの思い出が綴られています。
それを読むとウィンダム・ヒル・ファンとしては「夢を叶った」本人の思いが、
まるで自分自身のように嬉しく思えて来てしまいます。


雅子さんは日本に住んでいた頃(80年代)、
レストランなどでピアニストをしていたそうですが、
時々ジョージ・ウィンストンの「AUTUMN」のリクエストを受け演奏していました。
その頃から「いつかアメリカに渡ってウィルとレコードを作る」ことを考えたそうです。
「ジョージと」ではなく「ウィルと」というあたりに私はしびれちゃいます。
ウィルの作りだす音楽(当時はウィンダム・ヒルの音楽)に注目していたとは!


というわけで、
もしかしたら日本に住んでいた頃、
雅子さんの演奏するジョージ・ウィンストンの曲を聴いていた方が大勢いらっしゃるはず。
(私は残念ながらジョージ以外のピアニストが彼の曲を弾くのを聴いたことがなく・・・)
このアルバムは日本でもっともっと紹介されるべきだと思います。
願わくば日本に凱旋帰国して欲しいですね。


このアルバムはジョージはもとより、
フィリップ・アーバーグ、リズ・ストーリーの、
つまりウィンダム・ヒルのテイストが濃厚のアルバムです。
チェロのユージンや、ヴァイオリンのチャーリーが共演しています。
レビューはもうちょっとお待ち下さい!