金星が内合

宵の明星として日没後の西天を美しく着飾ってくれていた金星が、

太陽と地球の間に入り込む内合になりました。

明日以降は明けの明星として日の出前の東天の空に輝きます。


とはいっても実際に目につくようになるのは4月に入ってからです。

現在、火星、木星も明け方の空低く見えているので、

金星が加わるようになると賑やかな情景となります。


なお、金星は視直径が小さいため、

内合と言ってもなかなか太陽の全面を通過することはありません。

以前、2004年6月8日に122年ぶりに日面通過が見られましたが、

次回の日面通過は2012年6月6日に見ることができます。