今春、2年ぶりに火星が接近します。
こう表現するとあたかも火星が自らの意思で近づいてくるイメージがありますが、
火星より内側を公転する地球が火星を追い越す現象。
前回は2012年春でした。そのときは10,078キロメートル。
今回は9,239万キロメートル。
これから4月過ぎまで、
地球が火星を追い越すまで、
スピカ、アルクトゥルスとの位置関係がめまぐるしく変わっていきます。
すでに内合となった金星の方が地球に近づく距離は短いので、
1月に入ってからの移動は凄まじいスピードでした。
金星の日面通過時の距離は約4,100万キロメートル。
2003年の火星の大接近でさえ5,576キロメートル。