星語り(一番星のなる木)

星と天界の音楽

ウィリアム・ハーシェルのヴァイオリン協奏曲

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北からの協奏曲-アヴィソン、ガースとハーシェル

英国のマイナーな作曲家にスポットを当てたアルバムの中に、
ポロッとハーシェルの作品がプログラムされていました。
今回はヴァイオリン協奏曲です。

 

北からの協奏曲

ウィリアム・ハーシェルのソナタ

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魅惑の音楽家-バースのリンリー一家との夕べ

 『魅惑の音楽家-バースのリンリー一家との夕べ』と題された一枚のアルバムに、1769年に作曲、出版されたウィリアム・ハーシェルソナタが1曲収録されています。アルバムのタイトルになっているリンリーはトーマス・リンリー。英国バース(温泉で有名)の音楽監督。その後を継いだのが、ハーシェル
 演奏はガブリエル・コンソートのメンバーとして活動する傍ら、ソロでも数々のレコーディングをこなしているキーボーディスト(オルガン、ハープシコードなど)ティモシー・ロバーツが率いるInvocationというグループで、他にも英国の作曲家を取り上げたアルバムがレコーディングされていますが、ハーシェルを演奏しているのはこの一枚だけというのは残念です…

 

魅惑の音楽家 - バースのリンリー一家との夕べ
(ENCHANTING HARMONIST)/ Timothy Roberts & Invocation

星の本/ ヴィルフリート・ヒラー

先週末から今週初めまで雪が降るとか降らないとか、
昨日は、この季節らしい痛いような冷たい風。
数日ぶりに宵の明星が見え、一緒に三日月も並んでいました。
コートを脱いでも大丈夫そうな温かな夜になりました。
北斗七星が流れ行く雲の合間から見えています。

現代音楽の作曲、ヴィルフリート・ヒラー は88星座を対象とした『星の本』というピアノ・アルバムを作曲しています。

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星の本

Disk1;
01.テーブルさん座:テーブル山の上のラカイユ(Mensa: Lacaille On The Tablemountain)
02.エリダヌス座:涙の川(Eridanus: River of Tears)
03.オリオン座:オリオンを観測するウィリアム・ハーシェル(Orion: Wilhelm Herschel Observes Orion)
04.みずがめ座:大神ゼウスの鷲(Aquarius: The Eagle of Zeus)
05.みなみじゅうじ座南十字星(Crux: The Southern Cross)
06.おひつじ座:金羊毛(Aries: The Golden Fleece)
07.おおいぬ座:番犬ケルベロス(Canis Major: The Hellhound Cerberus)
08.ケンタウロス座:賢神ケイロン(Centaurus: Wise Cheiron)
09.さいだん座:真珠の林檎(Ara: The Pearl Of Chrysomelia)
10.や座:ヘラクレスの矢(Sagitta: The Arrow Of Hercules)
11.くじゃく座:百の目を持つアルゴス(Pavo: The One-Hundred Eyes Of Argos)
12.かじき座:金の魚(Dorado: The Goldfish)
13.おうし座:好色な牛(Taurus: The Amorous Bull)
14.うしかい座:雄牛の踊り(Bootes: The Dance Of The Ox)
15.さんかく座:ヴィーナスの三角州#1(Triangulum: Delta Of Venus #1)
16.うさぎ座とからす座:うさぎとワタリガラス(Lepus et Covus: The Hare & The Raven
17.ちょうこくしつ座:彫刻家ルドルフ・ワクターの詩(Sculptor: The Sculptor Rudolf Wachter After A Poem By Ulla Muth)
18.とけい座:ハイドンの振り子時計(Horologium: Eie Pendeluhr Des Joseph Haydn)
19.りゅう座:(Draco: )
20.ふたご座:フクロオオカミ(Gemini: Der Tasmanische Tiger
21.おおぐま座:アルコル、欲望の星(Ursa Major:The Star Of Desire)
22.きょしちょう座:小マゼラン雲の上の鳥(Tucana: The Bird On The Small Magellanic Cloud)
23.コップ座:シューベルトの後の酒歌(Crater: Drinking Song After Franz Schubert
24.ぎょしゃ座:タロットVII(Auriga: Tarot VII)
25.ふうちょう座:アラステア・レイノルズ「鳥の楽園」(Apus:Alastair,The Bird Of Paradise)
26.アルゴ座:アルゴ遠征隊の船(Argo: The Ship Of The Argonauts)
27.かに座:鏡の反射の中の旋律(Cancer: Melody In Mirrored Reflection)
28.こぎつね座:子狐とガチョウ(Vulpecula:The Little Fox And The Goose)
29.たて座:粉砕されたアキレスの盾(Scutum:The Shattered Shield Of Achilles (Fragment Of Fragments))
30.ペガスス座:天馬(Pegasus:The Winged Horse)

Disk2;
01.ペルセウス座アンドロメダ座:石化(Perseus Et Andromeda: The Petrification)
02.しし座:ライオンの巣窟で休むヘラクレス(Leo: The Sleep Of Hercules In The Lion's Den)
03.うみへび座:雄水蛇(Hydrus: The Male Watersnake)
04.つる座:ツルの嘆き(Grus:The Crane's Lament )
05.とびうお座:トビウオ(Piscis Volans: The Flying Fish)
06.りょうけん座:牛飼いの猟犬(Canes Venatici:Bootes' Hunting Dogs )
07.はと座 A:静かな海(Columba A: The Dove Of The Argonauts A During Calm
08.はと座 B:激しい風の中で(Columba B: The Dove Of The Argonauts B In Gusty Wind)
09.がか座:画家アダム・エルスハイマ(Pictor:The Painter Adam Elsheimer (1578-1610) )
10.おとめ座:ペルセポネーの嘆き(Virgo:Persephone's Lament)
11.うみへび座:雌水蛇(Hydrus: The Female Watersnake)
12.おおかみ座:狼とプレアデス(Lupus: The Wolf And The Pleiads)
13.いっかくじゅう座:ボモアルツォのユニコーン(Monoceros:The Unicorn Of Bomarzo )
14.へびつかい座へび座アスクレピオスの杖と蛇(Ophiuchus Et Serpens:The Staff Of Aesculap And The Serpent)
15.ろくぶんぎ座:六分儀(Sextans:The Sextant)
16.てんびん座:バランス、タロットVIII(Libra:The Balance (Tarot VIII) )
17.かんむり座:アリアドネの王冠、タロットVII(Corona Borealis: The Crown Of Ariadne (Tarot XVII))
18.みなみのかんむり座:南の王冠(Corona Australis:The Southern Crown )
19.かみのけ座:ベレニケの髪(Coma Berenices:The Hair Of Berenice )
20.いるか座:アリオンの歌(Delphinus:The Song Of Arion
21.はくちょう座:好色な白鳥(Cygnus:The Amorous Swan )
22.さそり座:ハデスの番人I(Scorpius:The Sentinel Of Hades I)
23.インディアン座:インディアンの旋律(Indus:Melody Of The Indian )
24.こじし座:子ライオンのための子守歌(Leo Minor:Lullaby For A Baby Lion )
25.きりん座:疾走するキリン(Camelopardalis:Galloping Giraffe
26.ほうおう座:不死鳥(Phoenix: Phoenix
27.いて座:ハデスの番人II(Sagittarius : The Sentinel Of Hades II)
28.こうま座:馬頭の胸(Equuleus:The Bust Of Horse's Head)
29.とかげ座:クリソメラのトカゲ(Lacerta:The Lizard Of Chrysomilea)
30.みなみのさんかく座:ヴィーナスのデルタII(Triangulum Australe:Delta Of Venus II )
31.やまねこ座:へヴェリウスの鋭眼(Lynx:The Lynx Eyes Of Hevelius)
32.やぎ座:エン・ゲディの角笛(Capricornus: The Shofar Of En Gedi)
33.こいぬ座:小さな犬(Canis Minor: The Little Dog)
34.カメレオン座:カメレオン(Chamaeleon:The Chamaeleon )
35.みなみのうお座:孤独(Piscis Austrinus: The Solitary
36.はえ座:はえ、あるいはブーメラン(Musca:The Fly Or The Boomerang)
37.みずがめ座:デウカリオンの石(Aquarius: The Stones Of Deucalion)
38.こぐま座:子熊の子守歌(Ursa Minor: Lullaby For A Little Bear)
39.うお座:ヴィーナスとキューピッド(Pisces: Venus And Cupid)
40.こと座:ビーバーの竪琴(Lyra A: The Lyre Of Heinrich I.F. Biber)
41.こと座:水の中のスコルダトゥーラ(Lyra B: Scordatura In The Water)
42.ヘルクレス座:勇者ヘラクレス(Hercules: Hercules)

 

星の本(88鍵ピアノのための88の星座) / ヴィルフリート・ヒラー

火星接近

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東天のさそり座に集合した月と火星

いろいろな意味で明け方の東天にいる火星が接近中です。
まず一つは月齢25の三日月(写真では真ん丸)との接近。
そして地球への接近(正しくは地球が火星に近づいている)。
月の右側のポチッとしたのが火星、その右下がさそり座のアンタレス

朝、5時43分。まだ暗い… 寒い(というか痛い…)。

 

www.nao.ac.jp

 

この情景を待っている間、頭上をISSが通過していきました。

 

大寒の頃

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今日の日の出

明日は大寒
確実に太陽が北へ北へと移動しています。それに伴い夜もちょっとずつ短くなり始めました。まだ実感はありませんが、毎朝早いとそれを実感できてしまうので、ちょっと残念。

 

四季の日の出(二十四節気)

エイリアン 〜科学者たちが語る地球外生命(ジム・アル=カリーリ)

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ALIENS Science Asks: Is There Anvone Out There?

紀伊國屋書店から出版された
なんともアヤしく、それを想像させる表紙の本。
しかし副題には「科学者たちが語る地球外生命」とあり
帯には

「SFから科学へ」
天文学、宇宙物理学、生化学、遺伝学、神経科学、心理学…
各分野の第一線に立つ20人が、地球外生命の定義、存在するための条件と可能性、その形態、探査方法を検討。現実として浮かび上がる新しい「エイリアン」の姿。

と何ともそそられる宣伝文句が綴られています。私も書店で手にしたコーナーが理工書の棚であり、思わず手に取りレジへ。

 まだ読み終わっていませんが、見開きページの左側にあるパラパラマンガなど、久しぶりに同心に帰ったような、ワクワクする感覚を覚えながら楽しんで読んでます。2017年に「科学者18人にお尋ねします。宇宙には誰かいますか?」が日本で出版されましたが、それの米国からの応答のような感じでしょうか?どちらにせよ、冷静な目で見た現段階での地球以外の生命を語るまじめな本です。


 昨日まで天気がよかったので、寝る前に久しぶりに望遠鏡を出して、適当な星を選んでは覗いていましたが、遠くから眺めているうちは「行ってみたいなぁ」などと、思っています。しかし、現実には孤独であり過酷であり、ボイジャーのように振り返った時、地球の輝く姿(望遠鏡で覗いた時の星の姿のように)を見てありがたさを感じてしまう自分の姿が想像できます。だから訳者があとがきで書いているように「地球の生態系は、われわれ人類だけでなく、この宇宙にとっても守らなければならないという気持ちになる」に共感します。

 

〜もくじ〜
はじめに ー みんなどこにいるんだ?(ジム・アル=カリーリ)
Chapter01(宇宙論者:マーティン・リース)
われわれとエイリアン ー ポストヒューマンはこの銀河全体に広まるのか?

第I部 接近遭遇
Chapter02(宇宙生物学者:ルイス・ダートネル)
招かれざる訪問者 ー エイリアンが地球を訪れるとしたらなぜか
Chapter03(科学番組司会者:ダラス・キャンベル)
空飛ぶ円盤 ー 目撃と陰謀論をおおまかにたどる
Chapter04(認知神経科学者:アニル・セス)
地球上のエイリアン ー タコの知性からエイリアンの意識について何を知りうるか
Chapter05(心理学者:クリス・フレンチ)
誘拐 ー 地球外生命との接近遭遇の心理学

第II部 どこで地球外生命を探したらいいか
Chapter06(惑星科学者:クリス・マッケイ
ホーム・スウィート・ホーム ー 惑星をハビタブルなものにする条件は?
Chapter07(宇宙科学者:モニカ・グレイ)
隣家の人 ー 火星の生命を探る
Chapter08(宇宙生物学者:ルイーザ・プレストン)
もっと遠く ー 巨大ガス惑星の衛星は生命を育めるか?
Chapter09(数学者:イアン・スチュアート)
怪物、獲物、友だち ー SF小説のエイリアン

第III部 われわれの知る生命
Chapter10(無機合成化学者:アンドレア・セラ)
ランダムさと複雑さ ー 生命の化学反応
Chapter11(進化生化学者:ニック・レーン)
深海熱水孔の電気的な起源 ー 生命は地球でどのように生まれたか
Chapter12(分子遺伝学者:ジョンジョー・マクファデン)
量子の飛躍 ー 量子力学が(地球外)生命の秘密を握っているのか?
Chapter13(理論物理学者:ポール・C・W・デイヴィス)
宇宙の必然 ー 生命の発生はどのぐらい用意なのか?
Chapter14(進化生物学者:マシュー・コップ)
宇宙の中の孤独 ー 異星文明はありそうにない

第IV部 エイリアンを探す
Chapter15(遺伝学者、著作家:アダム・ラザフォード)
それは銀幕の向こうからやってきた! ー 映画に見るエイリアン
Chapter16(宇宙生物学者:ナタリー・A・キャブロール)
われわれは何を探しているのか? ー 地球外生命探査のあらまし
Chapter17(惑星科学者、宇宙物理学者:サラ・シーガー)
宇宙にだれかいるのか?ー テクノロジーと、ドレイクの方程式と、地球外生命の探索
Chapter18(宇宙物理学者:ジョヴィンナ・ティネッティ)
大気に期待 ー 遠くの世界に生命のしるしを見つける
Chapter19(天文学者:セス・ショタク)
次はどうなる? ー 地球外知的生命探査の未来

アンドロメダとペルセウス(ミヒャエル・ハイドン)

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アンドロメダペルセウス(M.ハイドン

音楽の世界で星空と関わりのある曲を日々探していますが、
オペラの世界は広すぎて、なかなか目が行き届きません。
レコーディングされていればネット上で目にとまることもあって
自分にとっては「新作(初めて聴く)」に等しいから
発見したときは嬉しくなってしまいます。

今作は「交響曲の父」といわれたハイドンの弟ミヒャエルの作品です。
ミヒャエルは生前兄よりも人気作家だったそうです。
ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806)

ちなみに私がクラシックの作曲家の話をするとき
良く比較する作曲はハーシェルです。
ウィリアム・ハーシェル(1738-1822)

このオペラは1787年に初演以来再演されることが無かったとか。
アンドロメダの題材はオルフェウスと同じく比較的多く書かれているようです。


フランチェスコ・マネッリ(Francesco Manelli, c.1595-1667) /ベネデット・フェラーリ(Benedetto Ferrari, 1597-1681)
アンドロメダ』1637
ヨハン・ヤコブ・レーヴェ(Johann Jacob Löwe, 1629-1703)
アンドロメダ』1659
ジャン・バティスト・リュリJean-Baptiste Lully', 1632-1687)
ペルセウス』1682
アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741)
『救われたアンドロメダ』1726?
ジョヴァンニ・パイジエッロ(Giovanni Paisiello, 1740-1816)
アンドロメダ』1774
ユゼフ・エルスネル(Josef Elsner, 1769-1854)
アンドロメダ』1806