目覚ましに促されて東天に目を向けると、
細い月が地平線近くに掛かっていました。
部屋の窓から東天を望むのに遮るものは何もないから、
地平線ギリギリまで見渡すことができるロケーションです。
今朝は月が見えているのに金星が見えません。
もう一度しっかり見直してみると、
月が一瞬にして消え、
その代わりに左下に輝星が出現。
昔の人は狐に摘まれたとでも表現するかもしれません。
それは本の一瞬の出来事で、
私は窓を全開にして東天の表情を見直しました。
思った通り、
幾筋もの雲が南から北へ流れています。
その流れが女神の姿を出したり隠したり…
通勤電車の中から、
町が幾つも通り過ぎる中、
色とりどりの洋服を着た子供たちが元気に走る姿が微笑ましく思えます。