とってもお世話になっています。
もともと『天文と気象』という月刊誌に連載され、1973年に単行本として纏められたのが初出です。その際、『おはなし天文学』は副題で、現在は新装版として読むことが出来ます。
『うつりゆく天の極 おはなし天文学1』
怪天体あらわる!
宇宙のなかの太陽
黒点周期の発見
太陽は光の道すじを変える
地球上の緯度と経度
その線は見えないが
移りゆく天の極―地球と月の場合
水金地火木土天海冥
チチウス‐ボーデの法則を改良する
星の軌道をきめる
まぼろしの惑星バルカンを求めて
一日にお正月が二回もある世界
太陽が西から昇る金星
青年ホロックスの歴史的観測
悲劇の観測
ローウェルと火星の運河
火星に生物がいるだろうか
火星人は空想の世界に
火星の衛星フォボスのなぞ
付録:望遠鏡の発明者は誰? 色消しレンズ発明の舞台裏
付録:色消しレンズ発明の舞台裏
『うつりゆく天の極 おはなし天文学2』
小惑星発見競争の幕あき
写真を調べる時代
イカルスを追え!
小惑星トロをめぐって
小さなからだにひそむナゾ
ナゾの木星大赤斑
ガリレオ衛星と世界地図
光の速さとレーマー
消えることのある土星の輪
ジンギスカンに不吉な星のならび
ハーシェルと天王星の発見
紙とペンで発見した海王星
三七〇万個の星の中から
冥王星がやって来た
つかの間の逆まわり惑星
ハレー彗星の確認
悪魔の星から天体へ変身した彗星
エンケ彗星のよろめき
なぞのシュワスマン‐ワハマン彗星
ビーラ彗星は生きている?
三三年ごとの大流星雨
彗星の落とし子、流星群
付録 友情で生まれた電波天文学
『うつりゆく天の極 おはなし天文学3』
皆既日食を見ずして結構というなかれ
義と和が予報に失敗した日食
タレスの日食予報はまぐれ当たり
キリスト死刑の日に日食が起こったか
皆既時間の長い日食
日食はいつやってくるか
太陽に情熱をそそいだジャンサン
曇ったペリー日食狂騒曲
日食――そのとき動物はなにをしたか
大地はまるかった
コロンブスの発見は誤算のおかげ
地球には雲のような衛星がある
月の衛星をさがした人たち
休むことを知らぬ月
地球の照り返し
地平線に見える月はなぜ大きい
隕石とジェファーソン大統領
バリンジャー隕石孔ものがたり
付録 天体写真のはじまり
『うつりゆく天の極 おはなし天文学4』
悲劇の星占い
彗星珍説ラインアップ
バーナード――アマチュア時代の苦闘
失われた彗星、小惑星の発掘
隕石、流星は天体だった!
月人デッチあげ事件始末記
最初の月面スケッチ
カリントンの幽霊屋敷
太陽黒点の発見
太陽周期と地球現象との関連性を求めて
七十年間黒点が見えなかった!
一度は確認された金星の衛星
金星にヒマラヤを見た
《ホイヘンス土星の環十四番勝負》
その前夜
なぞのアナグラム
環の厚さに対する苦悩
傷だらけの勝利
発見者を決めるルール
ハーシェルは天王星の環を見たか
学界をわかした海王星の環
へんな天文学者ニコルソン
四八歳からの転身