11月14日(水)晴れ、オーストラリアの皆既日食と5月の金環日食の関係

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本日、オーストラリアはケアンズ周辺で皆既日食がありました。
私が曙を眺めている頃、
まさに日本の反対側で日食が起きていたわけです。
写真の左手に見える星は牛飼い座のアルクトゥルス
金星の左下に見える星は11月27日に大接近する土星です。
(右下の輝星はおとめ座のスピカ)
さすが惑星ですから、こんな曙の中でもしっかり見えていました。
 
さて、日本からは見ることのできない今回の皆既日食
5月21日に日本で見ることのできた金環日食の対として起きた現象で、
5月は最小の新月に対して今回は最大の新月
5月は月が小さすぎて太陽を隠しきることができませんでしたが、
今回は月が接近しているために大きな新月となり、
太陽全体をすっぽり隠してしまったわけです。
 
逆にスーパームーンとして騒がれた5月6日の満月に対して、
10月30日の満月は最小の満月となりました。
下の写真は最大の満月から最小の新月へ晴れた日に撮影していったものです。
徐々に小さくなっているのがわかります。
 
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なぜこういうことが起きるかというと月が地球を回る軌道が楕円だからです。
つまり5月の満月が最小だったら5月21日の新月は逆に大きくなって皆既日食になっていたのです。
今日の皆既日食新月が最小だったら金環日食、そして半年前の新月は最大だったでしょう。
 
 
 
金環日食は25年前の沖縄に次いで2回目でした。
皆既日食はまだ一度も見たことはありません。
星のソムリエとして一度は見ておかなければと思いますが、
なんとしても2035年皆既日食を地元で!
と、思っています。
 
機会があれば「見に行きたい」のですが、
機会(お金)がないので地元にとどまっている次第です(笑)。