久しぶりに三鷹へ行きました。
今回は三鷹にある小学校での観望会です。
無理を言って「ソムリエテスト」を受講させてもらいました。
2007年7月から受講している「星のソムリエ」も残すところ最後の実技です。
なかなか時間が取れずに今日を迎えました。
当初、今日のこの天候じゃ観望会は中止になると思っていたのですが、
連絡時刻に(予定通り)
三鷹ネットワーク大学の大朝さんからメールが入り「今日やります!」
(こっ、この天気でやるの!?)
直後に電話があって「やりますよー」との確認内容。
「これから行きまーす」
家を出たのが14時過ぎ。
武蔵境駅に着いたのが17時前。
布良に行った時と同じ時間がかかりました。
ちょっとした小旅行。
交番で小学校の場所を聞くと歩いて行けそうな距離です。
すでにYNさんが屋上で場所や段取りなどを打ち合わせ中とのこと。
(さすがだなぁ)
国立天文台の石崎先生が到着してから私のテストが始まります。
「こんな項目をチェックします」とプリントを見せてもらいました。
「もう大丈夫ですよねー」などとプレッシャー。
まずは望遠鏡の組み立てから。
確かこの望遠鏡は2年前に川上村で触って以来のビクセンの屈折望遠鏡。
結果、金星(だけ)の観望会となりましたが、
雲越しだったり、まったく肉眼で見ることができないのに
望遠鏡を覗くと三日月状の金星が見えていて、
参加されたお子さんや付き添いのご父兄の皆様方は驚かれていました。
もっと晴れ間に余裕があれば、
どうしてそんな形になるのかを説明して、
一人一人の鑑賞時間を長くしてあげたかったです。
そのあとは室内に入って本間先生の「星空の動き」
ヨッシー(と呼んでね、と子供たちに要請するYNさん)の「日食のお話」、
子供たちからの質問にH先生が「誰かソムリエの方・・・」ということで
OZさんが土星の環のお話をしてくれました。
☆ ☆ ☆
観望会の難しさのひとつに、
「やる」「やらない」の決断が難しいことがあります。
サザンクロスでは「やらない」時の連絡網がめんどくさいこともあり、
「雨でもなんでもやる」ことが前提になっていて、
観望会中止の場合の余興を用意するのが毎度大変です。(「みたか」とか使いこなしたいですねー)
幸いというかなんというか、昨年12月から曇りなしの連勝続きで、
せっかく作った資料を公開する間もなく鮮度が落ちています。
ただ、この曇った場合の保険も
やはり生の星空の説得力と比べると力不足を感じます。
たったひとつの流れ星でも、ISSでも。
自分の目で見たことの体験が、どれほど説得力をもって語りかけて来てくれることか。
望遠鏡を覗いて生の天体を見る、ということがどれほど多くの感動好奇心をかき立ててくれることか。
それをつくづく実感したのは昨日の流れ星のビデオを鑑賞している時で、
画面にポロン、と流れるたびに、まるで合唱団のごとく「おおぉ」という歓声が上がった時でした。
これは生というより、ペルセウス座流星群のビデオでしたが、
これが写真やイラストに向かっての解説などより、よっぽど生に近い状況だと思います。
だから、ほんのつかの間の間であっても
直接自分の眼で見ることができた金星の姿は、
本や授業やプラネタリウムからは得ることのできない感動を
心に植え付けてくれたのではないでしょうか。
特に今の金星は三日月状となって「ダイアナの真似をしている」から、
ことさら宇宙の不思議さ、神秘感を与えてくれたと思います。
外合に近い金星だったら、こうはいかなかったでしょう。
あとはテスト結果が心配です。
(ドキドキ)