宵の明星(啓蟄)

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湖上の宵の明星

 北風が強く吹いていたから、湖上を渡って来る風がまるでブリザードのような冷たさを持って襲いかかってきました。さむい さむい。 この時間になっても宵の明星もなかなかオツな姿です。もう、誰も宵の明星、なんて思ってないんだろうな…

 

 今日は二十四節気啓蟄。朝はあいにくの雨…日の出の写真が撮れず。もしかしたら明日は見られるかも。

ハーシェルの交響曲

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William Herschel's Symphonies

 ハーシェル交響曲は全部で24曲書かれたようですが、現時点では全曲聴くことはできません。この交響曲集に収められているのは6曲のみ。とはいえ、現在の交響曲という視点で見ると、たった1枚のディスクに6曲も収まってしまうのですから、それぞれが短い作品であることがうかがえます。ハイドン交響曲が好きなら、十分楽しめるはずですが、のちに天文学者となるハーシェルの感性に鳴り響いた音楽として考えてしまうと、どうしても「宇宙の響き」を想像してしまいますが、生活の糧としての職業でしたから、そこは古典を逸脱することもなく、正攻法で作曲されています(笑)

ハーシェルの交響曲

tupichan.hatenablog.com

木星と火星、そしてStarlink

夕方の空には金星と水星が並んで見えていますが、
明け方の空でも火星と木星が並んで見えています。

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火星、木星そしてアンタレス

すでに現地につく時間には火星と木星も輝き、
北東の空には夏の大三角も掛かっていました。
するとそこへ2個の光体が頭上を通過しました。

私が撮影地としている場所は神社脇。
周囲には杉が林立しているので頭上はほぼ見えず。
ただし天頂から南東の空は開けているので
明け方の東天の空を見るには絶景の高台なのです。

2個の光体は寄り添うように並んで飛んでいました。
恐らく
ISSスペースシャトルのドッキング直前はこうなんだろうなぁ」
と思っていたら、
次から次への2等級の光体が数珠つなぎとなって現れるではないですか!
一瞬ドキッとしましたが、すぐに
「これが噂のStarlinklか!」と思いつきました。
カメラをセットしたりピントを見たりと正確な数を数えていませんが、
私が見たときは30個以上が連なっていたようです。

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Starlink

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関孝和

日本の天文学を訪ね歩いていて1年経ちました。
今回は職場の近くに眠る和算の大家関孝和のお墓参りをしてきました。
西の空には宵の明星と水星(後者は残念ながら建物などで見えず)。

日本の天文学

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関孝和のお墓(淨輪寺)

 

水星の東方最大離角(こちらは2/9に自宅で撮影)

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水星と金星

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