「ウィンター・コレクション」の第3弾は1990年にリリースされました。
ジャケットも音楽性も変わらぬウィンダム・ヒルのままですが、
レーベルは着実に進化を遂げつつある姿を反映しています。
これまでアコースティック・サウンドを中心に展開していたレーベルですが、
このあたりからエレクトロニクスやフォーキーなサウンドを視野に入れるようになってきます。


また、ベテラン勢がそれぞれの道を歩みつつある分岐点とも重なって、
これまで以上に新人アーティストのパフォーマンスが目立っています。
サンプラー」ということからも、
このアルバムを聴いて「あっ、このヴォーカルがいい」と気になると、
レコード屋に飛んで行って買い漁ったものです(あのころは良かった… しみじみ)


私がこのアルバムで注目したのはヴォーカルの2名。
特にジョン・コルガの声は冷え冷えとした冬を演出するアルバム全体を灯す
囲炉裏の傍にいるような暖炉の傍にいるような温かさを感じました。


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