9月14日の認定式以来、
または「私が参加した」初回の『星座をみつけよう』(9/21)以来、
久しぶりに星のソムリエの方々と再会しました。
皆さんお元気そうでなりよりでした。
今回は縣先生の計らいによって実現した
『アストロノミーナイト』の一角を頂き、
13名による星のソムリエデビューが行われました。
あいかわらず私は途中参加で、
しかも武蔵境からバスで揺られている間に
なにやら怪しげな雲がついて来るではありませんか!
このまま引き返そうかと(マジで)思いましたが、
「ウケ狙いで“雨男”を自称しているわけではない!
日本の天気は、このオレの手に握られているのじゃ?」
ってなことを知ってもらうにはいいチャンスかなーと、
暗闇の天文台の敷地をウロウロ。
来場前に、
せっかく資料としていただいていた地図もロクに確認もせず、
「なんとかなるでしょ」という姿勢が悪かったのか(悪かったんだろう)
正門から道に迷いました。
しかも足元も暗い。
千葉と違ってまだ秋の虫が鳴いています。
10分ぐらい見当違いなところをさまよい、
ようやく人の話し声のする方へ行くと、
組み立てられた望遠鏡が見えました。
一時は誰にも会えずに帰ることになるのかとも思いましたが、
「ほっ」として近づくと
聞きなれた声、見慣れた顔の方々が暗闇の中で星空を仰いでいます。
すでに19時30分近く。
受付を済ませ、
4D2Uの前に並んだ機材(屈折望遠鏡2台)に向かいました。
今日はシーイングに恵まれた夜、とのことでしたが、
視界が狭いわりに、電線がないので思ったよりも空は開けていたように思いました。
周辺が遮られたおかげで市街地の明かりの影響を受けず、
特定の空のみを眺めるのも観察眼が養えると言うものです。
また、大赤道儀室(これが『天文台の電話番』の表紙のドームかぁ、と思いつつ)
の前には口径15センチの双眼鏡(欲しい!)が設置され、
ホームズ彗星を狙っていました。
「遅れましたが、今到着しました」
私を見るなり、皆さんの表情が暗闇の中でニヤニヤしているのがわかりました。
(言いたいことはわかります)
それはさておき、
ドーム前に設置していただいたのは2台の望遠鏡に大型双眼鏡、
それとYNさん持参の双眼鏡、
ISさんの双眼鏡も明るく見やすかったです。
(たぶん千葉の空ではもっと威力を発揮しますよ…)
ホームズ彗星、M45(羽子板星)、カペラ、それに北極星(逃げていかないから世話要らず)。
時々双眼鏡を覗きに来る方に
「天の川はどのあたりに見えるんですか?」という質問などを受け、
はくちょうからカシオペヤ、ペルセウスの星たちを指差しながら説明をしました。
「このあたりですね?」
感動的なシアターを鑑賞した後、
望遠鏡はすっかり片付けられていました。
(スミマセン)
私はと言えば
「遅刻してきて心行くまで星空を眺めさせてもらって、
シアター初体験をして後片付けもせず、
雲だけ撒き散らして去ってゆく?♪」だけの存在でした。
そのツケが帰路に出たのか(でたんだろう)、
武蔵境駅で道に迷って遠回りをしてしまい(KYさん、ゴメンナサイ)
家に着いたのは午前様でした。
家に着いて、天文台からお供してくれた雲の合間にホームズ彗星が見えました。
いつもの双眼鏡を持ってホームズに向けます。
「明るい、大きい」
数時間前に天文台で見た天体とは全く別物のようです。
そして昨日とほとんど変わりません。
観望会では
「昨日の方が明るく見えた」という話をしましたが、
やはり、こういった比較で話をするときは同一条件でなければあまり意味がありません。
それにしても、すごい彗星です。
ネットで見ていると、日に日に大きくなり、
向こうに伸びている尾の姿を確認できるような写真も撮られ始めています。
どなたかどれぐらい尾が伸びているか計算して映像化してくれませんかねぇ?
“Mitaka”の宇宙旅行でホームズ彗星を横から見てみたいですネェ。
☆☆ ☆ ☆☆
11月16日23時30分現在、
ペルセウス座α星に接近しているホームズ彗星の姿を確認できます。
どうやら明日のサザンクロスで見ることができそうです。。。
今日はこのあと、
しし座流星群を待ってみようかな、と思っています。