生まれて初めて国立天文台に行ってきました!
愛読書【はい、こちら国立天文台】
の「中で」なら行ったことのある天文台。
http://tupichan.net/Cosmos/Cosmos_Book.html
今回は星のソムリエ受講として初めて都心部にある天文台へと足を運びました。
JR武蔵境駅から狛江行きのバスに揺られること約15分。
交差点の地名に「天文台北」とか表示されるのを見て、
胸が久々に高鳴りました。
「いよいよ近づいて来たか」
しかーし。
思っていた雰囲気とは異なり、
なんと閑静な住宅街に鎮守の森のような一角が右手に現れ、
バス停を降りた通りの向こうに「国立天文台」というプレート。
「ちょっとイメージが違うなぁ」これが第一印象でした。
天文台といったら、なんか人里離れた山奥に・・・
という想像をしていたのですが。
正門を前にここが天文台、ということが認識できました。
「ここが国立天文台かぁ」
すでに集合時間を20分近く過ぎ、
諦めモードに入りつつあり、
おのぼりさんよろしくキョロキョロと見回しながら、
“一寸先は闇”状態の中をソロリソロリと進みました。
「クツワムシが賑やかだなぁ」
どこもかしこも真っ暗で(その点、「さすが天文台」と思いました)
目の先の方にぼんやり「受付は19:30」と書かれた明かりを頼りに人を見つけ
「星のソムリエの受講に来たんですが」
と尋ねると受付の方が「は? 星のソムリエ?」
という意外な返答を受けてしまいました。
「コスモなんとか、という所に行きたいんですけど」
案内の方はようやく理解してくれたようで、
「あっ、こちらです」
ランタンを手に道案内をしていただきました。
それにしても真っ暗。
ランタンでの案内がいいですねぇ。
今回の講義の中でも、
野辺山での電波天文学に匹敵するほどの難しさ。
【宇宙はどんな世界II (恒星―銀河―宇宙)】
なんと「大学院では15回に分けて行う内容を1時間半で行いました」
と、講師である有本信雄先生にケロリと言われた瞬間、
頭の中が真っ白になってしまいました。
【宇宙はどんな世界I(太陽系-系外惑星】は第二回目に受講した項目で、
直接天文学者からの講義とあり、
アマチュアもアマチュアの私なんかが受講なんかしていいのだろうか?
などと心配してしまうほど専門的であり、充実したものでした。
ソムリエになるのは難しい。
講義終了後、
一般向けの定例観望会にお邪魔してメシエ13を見させていただきました。
都心の空なのにブツブツとした表面が見えるとは思っても見ませんでした。
さすがメシエ13、さすが50センチの威力。