海に横とふ天の河

松尾芭蕉が『奥の細道』で詠んだ名句

「荒海や 佐渡に横とふ 天の川」という句を求めて

現地に行ったことがありました。

芭蕉と同じく天候に邪魔されて見ることはかないませんでした。

天文学と文学(一字違いでえらい違い)の間で

この句の真意を争った時期がありましたね、

現地ではそんな風には見えない、とか。(野尻抱影に詳しい)

昨日はお休みだったので、

休日の新月近くはカメラマンがずらりと並ぶこともあるという

野島崎灯台付近に行ってきました。

さすがに誰もいませんでした(笑)。

芭蕉が想像で詠みあげた情景を満喫できました。

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さそりといての間

締めは海から生まれたアフロディテ

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明けの明星

右下には不倫相手のアレス。

水星、金星、火星、仲良く。

通勤電車に乗る直前の7時10分過ぎまで、太陽が視界に入ってもポチッと金星は見えています。水星は昨日が西方最大離角。

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水星、金星、火星。

 

直前にISSが通過しました。

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ISS通過

 

水星、金星、火星が揃う

西方最大離角はまだですが、週明けにまた雪が降りそうということもあって、まだ今回の雪が残る中、いつもの撮影地に。ところどころ雪が残っていて、路面も凍結していてひやひやしなましたが、何とか到着。そのかいあって、目の前に広がる景色は息をのむほどに美しかった。今回は水星も反射するほど空気も水面も静か。時折、水鳥が飛び立ち、着水する音が響きます。

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水星、金星、火星が揃う

 

金星の輝き

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明けの明星と火星

布良近くの海上で明けの明星が海面に道を通していました。

エドヴァルド・ムンクの「月の道」を思い出します。

初めてだったので神秘的。

 

時間があったので野島崎灯台を散策し、七福神を発見。

帰路の途中にある「七福神巡り」を決行し、

翌日と合わせて6か所の寿星を巡ってきました。

 

寿星めぐり

マイナス4.8

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マイナス4.8等

今朝の気温ではなく金星の光度。とはいえ今朝の気温は氷点下でした。そのせいか、湖面には波もなく星空が反射していました。誰もいなかった沼畔でしたが、日の出が近づくと続々カメラマンが押し寄せずらりと並ぶ姿をシルエットに眺めながら、私はぬくぬく布団が待つわが家へ。