大雨を避けるために立ち寄った本屋で…
下敷きになっているのはジム・ベルの新刊『星間空間の時代』
名前に聞き覚えがあったので手に取ってプロフィールを見て納得。
カール・セーガンの『コスモス』
(本の訳では『宇宙』と表記、まぁ、間違いではないのだけれど)
とかかわる方でした。
次回の講座が2回延期になって温めている『太陽系』です。
ちょうどそのネタに新しい裏話が転がってやしないかと…
新年のウィーン・フィルハーモニー・ニュー・イヤー・コンサートで「天体の音楽」が演目に上がりました!2019年のクリスティアン・ティレーマン以来、18度目の登場です。また現役指揮者の中で「天体の音楽」を取り上げてくれたのはダニエル・バレンボイムだけで二度目となります。
昨日の月では真っ赤な表情だったので、今日もう月出を狙いましたが、
思ったほどではなく、ちょっとがっかり。
5月26日の「残念な月食」に引き続き、今回も「残念な月食」になってしまいました。
それでも最も深い食分の時はうっすらとした雲越しでしたが、ぽっかりと浮かぶ姿が神秘的。
マスコミで言っている
「日本全国で見ることができるほぼ皆既月食」のうち
「天候不順で一部地域のみでしか見られなかった」は89年ぶり(1932年9月15日)
同じく、
「日本全国で見ることができるほぼ皆既月食」のうち
「全国で見られた」のは140年ぶり(1881年12月6日)
結局、この見方だと140年ぶりにはなりませんでした。
また、
「これほど長い時間帯の部分月食」は600年ぶり(1440年2月18日)
になるそうです。日本人はこういうの好きですね。
見方によってマスコミの記事になりますね。長沢工さんの以下の著作に、皮肉たっぷりに「~年ぶり」の意味のなさを読むことができます。私も同感で…
『はい、こちら国立天文台 星空の電話相談室』(文庫版)