皆既月食のように赤く

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月の色が桜を染めた?

5月26日の「残念な月食」に引き続き、今回も「残念な月食」になってしまいました。

それでも最も深い食分の時はうっすらとした雲越しでしたが、ぽっかりと浮かぶ姿が神秘的。

 

マスコミで言っている

「日本全国で見ることができるほぼ皆既月食」のうち

「天候不順で一部地域のみでしか見られなかった」は89年ぶり(1932年9月15日)

 同じく、

「日本全国で見ることができるほぼ皆既月食」のうち

「全国で見られた」のは140年ぶり(1881年12月6日)

 結局、この見方だと140年ぶりにはなりませんでした。

 また、

「これほど長い時間帯の部分月食」は600年ぶり(1440年2月18日)

になるそうです。日本人はこういうの好きですね。

 

見方によってマスコミの記事になりますね。長沢工さんの以下の著作に、皮肉たっぷりに「~年ぶり」の意味のなさを読むことができます。私も同感で…

天文台の電話番 ー 国立天文台広報普及室』

『はい、こちら国立天文台 星空の電話相談室』(文庫版)

 

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