アルゴナウティカ

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アルゴナウティカ(アポロニウス/堀川宏訳)


アポロニウスの『アルゴナウティカ』の新訳が出版されました。

今は分割されて存在しないアルゴ座にゆかりのある伝説を物語ります。

 

 

☆☆☆

さて、本日は新年号が発表されました。

来月より【令和】。

 

 

発表された頃は花冷えとなって桜の梢を渡る北風が肌寒く感じました。

北の空には天気予報で報じられた雨をもたらしそうな雲が湧いています。

帰宅時にお決まりの最寄り駅から自宅までの間

空を見上げて星を眺めつつ歩くのですが

カペラやプロキオンは街灯に照らされた雲の隙間から

がかろうじて見えるだけで、時々ポツリポツリと雨粒が顔に当たりました。

夜更け近く、雨の音が窓越しに伝わって来ました。

New Horizons by Brian May

クイーンのギタリスト、

天文学者でもあるブライアン・メイ

太陽から遠く離れたところにある

アルティマ・スーリーというエッジワース・カイパーベルト天体と遭遇、

それに合わせてフライバイの実施に併せて

♪New Horizonsという曲を捧げる(ソロ・ソングルのリリース)ようです。



これに関するあちこちの記事(特に音楽関係)を読むと

「2019年元旦にNASAから打ち上げられる」的なことが書かれていますが、

実際には打ち上げではなくフライバイが行なわれるのです。

アルティマ・スーリーは直径30キロ程度で、

296年掛けて太陽のまわりを回っている天体。


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そんなことが起きている中、

私は、今年もひっそりと星空を眺めながらの年またぎをしました。

今年はどういうわけか近所の除夜の鐘が鳴らなかったので、

いつ年が変わったのかわからないうちに新年になるという、

もっとも理想的な形で2019年を迎えました。


南の地平線すれすれに見えるカノープスは、

昨日と違って双眼鏡では見えるものの、

肉眼で見ることができませんでした。

写真に撮ると雲の飛来が原因だったのですが、

かろうじて「横着」する姿が写ってました(笑)。

天体の音楽(2019)

ニューイヤーコンサート

2016年以来の「天体の音楽」がプログラムされています。

2019年はティレーマン(初)です。


2000年以降は5回目の登場となります。

2004:リッカルド・ムーティ

2009:ダニエル・バレンボイム

2013:フランツ・ウェルザー=メスト

2017:マリス・ヤンソンス


というわけで、

いよいよ年の瀬となって西高東低の気圧配置が

一段と星空の輝きを増し増してくれています。

ここ最近、宵のアルタイルや深夜のプロキオンの輝きが

いつにも増して明るく、ギラギラと輝いて見えます。


いつもなら年始に観に行くカノープス

「今日なら…」と思って近所に出かけると、いました。

こちらもいつになく明るく「ハッ」とする姿で。


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金星、水星と木星

今日は2018年最後の観望会でした(次回は2019年1月4日)。

途中雲に覆われて、

参加していただいたお客様の表情がはっきりと見えるほどの明るさに

都会の夜空の明るさを

まじまじと突きつけられた気がします。

火星がまだ明るい。


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明け方の空には日の出の後もポツっと見えている明けの明星。

そのずっと下には水星と木星が同じぐらいの明るさで並んでいます。

一昨日その情景を見たときは、ビックリしました。