SPACE

千葉文化会館で宇宙と音楽を絡めたコンサートがありました。

当日券を目当てに聞いてきました。

なかなかわかりやすいトークでした。

音楽も最小編成のストリングスでの演奏。

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1月に外合になった金星が

ようやく宵の明星として見える頃になりました。

しかも水星を近くに。

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まだ地平線に低く、

うちのような住宅地でもやっと。

これより左(南)寄りだと全く見えず(前の家の影)。

上野天体観望会(2018)

2018年に入って初めて観望会が開かれました。


開始直前、

スカイツリーの左側にある教会の真上に満月が昇ってきました。

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その後、満月やプレアデス、二重星、一等星などなど、

小さなお子様から年配の方々まで。

星の輝きに魅了された観望会となりました。

このあとも晴れが続いて欲しいと思います。

夜想曲集☆1

星を眺める時に傍らで静かに音楽が流れている…

昔から憧れていた星見のスタイル。

これは石田五郎先生の著書『天文台日記』の中で

たびたび登場する深夜喫茶の影響を受けての 私の星空観望。

あれから40年近く経ちますが、

未だに「私の深夜喫茶」に流す音楽を探し求めています。


これまでに流していた曲の中で最も多いのが「夜想曲」。

意味合いもタイトルも、これ以上

星を見るにふさわしい曲はないのではないでしょうか?


夜想曲は、アイルランドの作曲家ジョン・フィールドがその雰囲気を完成させ、

ショパンによってその知名度が広まりました。

一種の音楽スタイルですが、

彼ら二人の影響を反映させたロマンティックな楽曲もあれば、

ドビュッシーのようにアニミズムを描いたような作風もあり、

今やひとつのジャンルにさえなってしまっている感があります。


しかし「夜想曲」というのは

フィールドとショパン、そしてフォーレ以外にも

様々な作曲家の作品が存在しています。

今回は彼ら以外の作品が聴けるアルバムを紹介します。

1997年にリリースされた小山実稚恵さんのアルバムと

2012年にリリースされた佐藤勝重さんのアルバム。

英語標記は共に『NOCTURNES』。


フィールド、ショパンフォーレの楽曲はさすがに外していませんが、

同一曲はショパンの第20番のみ。

またドビュッシー、バーバー、の2曲も同一曲

2枚合わせて、実に22人の作曲家、27曲の夜想曲を楽しめます。


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「Noocturnes:小山実稚恵

01.フォーレ夜想曲 第2番 ロ長調 Op.33-2

02.バーバー:夜想曲(フィールドに捧ぐ)変イ長調 Op.33

03.フィールド:夜想曲 第5番 変ロ長調

04.ショパン夜想曲 第21番 ハ短調

05.ショパン夜想曲 第20番 嬰ハ短調

06.グラナドス組曲ゴイェスカス」第4曲:なげき、またはマハとうぐいす

07.プーランク:「8つの夜想曲」第4番:幻の舞踏会

08.ラフマニノフ:「サロン小品集Op.10」 第1曲:夜想曲 イ短調

09.グリーグ:「抒情小曲集 Op.54」第4曲:夜想曲 ハ長調

10.シューマン:「幻想小曲集 Op.12」第1曲:夕べに

11.ドビュッシー夜想曲

12.アルベニス組曲「スペインの歌 Op.232」第4曲:夜の歌

13.スクリャビン:「左手のための2つの小品 Op.9」第2曲:夜想曲 変ニ長調

14.プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット Op.75」第10曲:別れの前のロメオとジュリエット

15.フォーレ夜想曲 第6番 変ニ長調 Op.63



「Noocturnes:佐藤勝重」

01. フィールド:夜想曲 第4番 イ長調

02. グリンカ夜想曲短調「別れ」

03. シマノフスカ:夜想曲 変ロ長調

04. ショパン夜想曲 第2番変ホ長調

05. ショパン夜想曲 第20番嬰ハ短調

06. パデレフスキ:夜想曲 変ロ長調op.16-4

07. リスト:夜想曲 第3番 変イ長調愛の夢」S.541 R.211

08. グリーグ夜想曲 イ短調op.54-4

09. ビゼー夜想曲 第1番 ヘ長調 Op.2

10. フォーレ夜想曲 第1番 変ホ短調op.33-1

11. ドビュッシー夜想曲

12. プーランク:「8つの夜想曲」第1番 夜想曲 ハ長調

13. ボロディン夜想曲 変ト長調

14. スクリャービン夜想曲 変ニ長調 Op.9-2

15. レスピーギ夜想曲 変ト長調

16. バーバー:夜想曲(フィールドに捧ぐ)変イ長調 Op.33



つづく…

2月13日(火)晴れ

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今年は火星大接近の年。
15年目にやってくる火星との対話。
火星接近のたびに
鈴木壽壽子さんの『星のふるさと』の一節が思い起こされます。
15年目で一巡り…


今年、星のソムリエの活動として
星空から環境を考える講座の企画に参加させてもらっています。
江東区ではすでに望遠鏡工作(次は2/24)の中で、
そうした環境問題を考えてもらうツールに星空のお話をしています。


近所には京葉工業地帯があって
昔ほどではないにしろ西の空が濁っています。


気温1度。
北風が吹き抜ける寝静まった町を通り抜け
眠らない工場とオリオンを見に行ってきました。

「どお?」ってあいさつしに。
でも彼にしてみれば動いているのはこちらで
彼の位置は変わらないから、
逆に「そっちから見て、どお?」と聞き返されてしまいました。

思っていたほど空は澄んでいるけど、
この臭い、あまり長居したくないね。



星のふるさと2018

来年度(2018)、とある場所で星空と環境問題に関する講座を企画中。

すでに江東区ではこうした問題を取り上げつつ2013年ごろから参加し

子供たちに望遠鏡工作講座をお手伝いさせていただいています。


「なんで星が見えにくいのかなー」とか、

「みんなの住んでいる場所の夜空は何色に見えるかな?」

そんな質問をしながら星空に親しんでもらえる講座。


今度の講座も都会の真ん中で

私自身はそこから星空を眺めたことがないのですが(近いところでは見るけど)

環境が星空に与える影響を、わかりやすく説明できたら。

それが環境を考えるきっかけになってもらえたらと思いつつ

今回もやってみようかな、という気分になってきています。

その輪が広がれば、もっといいですね。


今年は火星大接近の15年目の年。

前回2003年は公民館と小学校での観望会。

その前、1988年はなんとなく星から離れていた時期で、

話題になっていたことは覚えている程度…


その前は私が愛読している鈴木壽壽子さんの『星のふるさと』が書かれていた1971年。


なんとなくこうした巡りあわせは面白いなぁと思います。


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気温1度、北風もあってか、思った以上に星空はきれい。

ただ、エントツ、もしくは工場からの臭いが強いかも…


火星接近に合わせて四日市市に足を運んでみようかと思っています。