星野道夫著作集(命日に寄せて)

星野道夫著作集

 およそ星のブログとは関係なさそうでありながら、私という人格の一部になっているナチュラリストであり、カメラマンであり作家でもある星野道夫氏の命日になりました。訃報を聞かされてから27年が経ちます。今日(8/8)が命日。昨日著作集が届きました。すでにオリジナルで出版された著作は持っているのですが、こうしてまとめて読めるのは、ファンとしては嬉しい限り。

 亡くなったことを知ったのは、(最後の)家族旅行と決めていた佐渡の民宿で夕食を待っている束の間の台所で。その年の冬にはアラスカに行くつもり(飛行機の便とか決めていた)で参加した最後の家族旅行。まさか、その時になんとなく眺めていたテレビニュースから訃報が流れてくるとは思っても見ませんでした。

 彼の「もうひとつの時間」は、星好きに限らず、自然への畏怖の念、畏敬の念を覚える人なら読んでおいて損はない作品。

 

 でもまだアラスカは諦めていません。ただ、その年に諦めたのにはもうひとつ理由があって、同じ1996年12月にはカール・セーガンも亡くなっていたショックが大きかったからかもしれません。あまりにもショックすぎて…