星語り(一番星のなる木)

星と天界の音楽

音楽の秋(冨田勲)

台風一過の昼間は真っ青な空が都心にも広がってくれたのに、

あれからまた下り坂、今日は雨になりました。


芸術の秋です(笑)

前回はシンセイサイザーの巨匠(今や映画界の鬼才?)といわれた

ギリシア人アーティストのヴァンゲリスでしたが、

今回は、昨年惜しくもなくなった冨田勲の天界の音楽です。


内容はまさに天界の音楽そのもので、

演奏されている曲こそ、既成の古典ばかりですが、

ここで使用(サンプリング)された音声は、

ほとんどが電波望遠鏡が捉えた変光星の高度曲線(ワンサイクル)を

その波形に似た楽器になぞらえてオーケストラ編成にしたサウンド

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音もその音そのものを波形に変換させて視覚化すると

様々な形の波形となって表示されます。


そこに目を付けた冨田勲のアイデア勝ちといったところ、

普段から宇宙からの音楽を模索していた氏にとって

まさにうってつけの音(波形)だったのではないでしょうか?


楽器と良く似た波形と入っても、

似て非なるもの。

なかなか味わい深く、儚い音に聞こえてきます。

その高度曲線の波形も、

人間の手でなぞることはできても、どこか違う。

幼稚園児の絵を完璧に大人がマネてなぞらえてみたところで、

園児の書いたオリジナルとはまったく違うのと同じ。


それをどう捉えるかによって、

聴き手の感覚も異なるのでしょうが、

今までのトミタサウンドとも異なって聞こえてしまうから不思議です。

(同じシンセサイザーを使っているのに)