3月9日(土)晴れ、パンスターズ彗星!?

イメージ 1
明日近日点を通過するパンスターズ彗星ですが、
当初の予報よりも見劣りがするようで、
関東ではスギ花粉や黄砂、
ポカポカ陽気に誘われた春霞などが折り重なって
快晴に恵まれた日中でしたが、
終日ぼんやりとした青空でした。

暖かくなるのがもうちょっと遅ければ可能性はあったかもしれませんが、
それでも「見えるんじゃないか」と期待して見に行ってきました。

西の空の開けた場所を見つけたは良かったのですが、
陽がおちた直後から灰色の空になってしまい、
見るからに淡い姿の彗星は難しいなと思えるほど。
ましてや薄明(夕暮れ)中だし。

イメージ 2
そこに現れたのがおびただしい数の飛行機雲。
まるで彗星のように見えますねぇ。
天文雑誌がこぞって描いた「想像図」にそっくりの飛行機雲。
毎年冬になると夕方のTVニュースで取り上げられる飛行機雲です。
(ニュースでは「炎につつまれた謎の飛行物体」などと興味を惹くタイトルを使います)
中には地震雲と勘違いする人も多い雲です。

写真の屋根の上に引かれた電線がだいたい5度ぐらいです。
日の入り30分後の位置図が国立天文台のキャンペーンサイトでも描かれています。
それよりも上に見えるので、
「よほど開けた場所」は必要としないかもしれません。
住宅地の「中」や高い建物の近くでは望めませんが、
公園とか野球場を「手前」にしてみると、
以外と住宅地の中でも「開けた」場所を見つけることができると思います。