難しい漢字を使いますが「大甕(おおみか)」と読みます。「おおみかじんじゃ」です。茨城県日立市にあります。先月、伊能忠敬に先駆けて1779年に『改正日本輿地路程全図』日本列島の地図を作成した長久保赤水を訪ねるため、高萩への行程の途中に鎮座していた神社でしたので、ちょっと立ち寄ってみました。


神の名「甕星香々背男大神」である「香々(かが)」とは「輝く」の意味だそうで、金星や彗星の神格化と言われているとか… つまり星、天体を祀っていることになります(なので立ち寄ったわけです、 ハイ)。
『日本書紀』によれば、最強の星神として登場、そして誰にも服従することがなく倭文神(しずのかみ)によって、この地に封じ込んだとのこと。その倭文神は、岩山の頂上に祀られていました。


この大甕神社は「縁切り」にご利益があるとのことで、パワースポットにもなっているそうです。特に願掛けのお札が貼られた境界石が目の前に現れた時には、ちょっと「ギョ」っとしましたが、そうした願いが、この場を神聖にしているのでしょう。ちなみに「縁切り」とは対象が人であったり、境遇であったり、病であったり… 願掛け側によって様々なんだとか… せっかくなのでワタシもくぐってきましたが、どこまで行っても信心深くない人なので、特にお札も貼らず、呪文(?)も唱えることなく潜って参りました(息子はビビリィなので遠目に見ている程度)。

私は逆走してしまいましたが、拝殿の右手「宿魂石」が鎮座しています。これは看板みたいな役割で、これに封じ込めたということではありませんでした。実際に封じ込められたのは「この岩山全部」とのことです。似たような封じ込め伝説に、那須の殺生石(九尾の狐)が有名ではないでしょうか?

さて、この星の化身とされている姿の中に金星が考えられているようですが、その金星が 宵の明星として日没後の西天低く姿を見せはじめ、高度を上げ始めています。そろそろ人目につきやすくなるでしょう。なお、本日金星の南側(左)に輝いていたのは土星です。最初は水星かなー、と思っていましたが3/5が内合でした。
