星空と関係はありませんが「夜想曲」関連で目に止まった曲。あのルイ14世がお抱えの作曲家アラン・マレに書かせた組曲で、王が寝付くまで演奏されたとのこと。CDではなんと2枚組なので、王様は不眠症だったのか? と余計な詮索までしてしまいそうです。この手の曲で有名なのは、このあとのバッハの『ゴルトベルグ変奏曲』でしょう。
ルイ14世で天文がらみの面白いエピソードがあります。彼が『太陽王』と呼ばれたことは史実の中で語られているところですが、ルイ14世が在位期間(1643-1715)だった時期と、太陽のマウンダー期(1645-1715)が偶然にも重なりました。人々は太陽が冷えたのは、ルイ14世が太陽よりも派手に地上で輝いたからだと噂したとかしないとか… 実際にはまったく関連があるわけではありませんが、占星術などがまだ活躍していた時代だけあって、当時の人々はまことしやかに信じていたようです。
それはさておき、このCDを流しながら聴いてみると、残念ながら私は第1組曲が終わる前に意識が飛んでしまっているようで、全曲をまだ通して聴くことができていません。ヴァイオリンとフルートの独奏楽器が活躍して、ゆっくりとメロディを奏でてくれているのが心地よく…