日本の夜想曲・1

夜想曲ノクターン)はなにもフィールド、ショパンフォーレの専売特許でもなく、

それこそ調べていくと意外な人も残してくれていたりします。

その「意外」の中に日本人の作品があったのですが、

これも意外にたくさん書かれていて、時々借りてくる資料の中に入っていると嬉しくなります。


このアルバムに収められている夜想曲

橋本国彦(1904-1949)が1934年に作曲した小品集の中の1曲と、

矢代秋雄(1929-1976)が1947年に作曲した、共にピアノ作品。

すでに20世紀ともなると現代音楽に染まっていないと時代遅れる風潮もあって、

シェーンベルクとかの影響があるのかと思いきや、

ここではフィールドの夜想曲から昇華して

ドビュッシーに受け継がれた印象派的な色彩が漂っています。


日本風、日本的な色彩感覚ではなくあくまでも西洋の雰囲気。


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バックの絵はあべみつこさんの「みつぼしさま」

私のお気に入り。