星語り(一番星のなる木)

星と天界の音楽

天球の音楽・ヴィンチェンツォ・ガリレイ(Vincenzo Galilei)

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 以前からリリースされていたのは知っていましたが、やっとAmazon(米)から手にいれることができました。ヴィンチェンツォ・ガリレイ(Vincenzo Galilei/1530c-1591)は、解説書にも書いてありますがガリレオ・ガリレイGalileo Galilei/1564-1642)の父親です。


 ヴィンチェンツォは物理学者にして音楽家でした(昔の人はほとんどの学問に精通していたようです)。あまり紹介されることはありませんが数理(数学)的な観点から平均律を研究した音楽家でした。そしてリュート奏者でもあるため、紹介するアルバムも全曲が当時のレプリカで奏でられています。古の音楽の響きを味わうことができます。


 そして伝記などによると息子のガリレオも実験や思考の合間に父親から手ほどきを受けたリュートを奏で、

(特に幽閉期間は)心を落ち着かせていたそうです。とすると、もしかしたらこのアルバムに収録されている曲を何曲かガリレオも弾いていたのかもしれません。


 今まで本でからしか得ることのなかったガリレオの実像が、こうして音楽を通じて400年の時を隔てた今になって迫ってくるような気がします。まさに天球の音楽と言えるのではないでしょうか。


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17世紀のリュートをモデルとした1990年に製造のレプリカを使用。



 これに触発されたわけではありませんが、図書館でジョン・ダウランド(John Dowland/1563-1626)のリュート作品集を借りてきました。彼らの間に交流があったかどうかわかりませんが(ジョンは英国、ヴィンチェンツォは伊)、ジョンは流行作曲家だったので、その噂は届いていたのかもしれません。