国立科学博物館天体観望会 2012/01

 2012年の最初の観望会。凍てつく夜気にもめげず、多くの方がいらっしゃいました。西の空に輝いている宵の明星は残念ながら建物の影になってしまい望遠鏡で見ることができず、南天に高く昇ろうとしている月齢12の月、木星を楽しんでもらいました。


 今回は小さなメモ帳に月面のおおざっぱなスケッチを描いて、特にコペルニクス・クレーターを皆さんに探してもらいました。

 偉大なる天文学者であるコペルニクス天文学史に『天球の回転について』(1543)という不朽の天文書でその名を轟かせています。月面を天文学史にたとえるなら、やはりティコと共に目立つクレーターにその名をとどめたのも当然のことと言えるのではないでしょうか。そんな話しを交えつつ楽しんでいただきました。


 そういえば、日経新聞の記者が取材に来ていましたが、いずれ掲載されるのでしょうか?


お客さんがいらっしゃる前に大樹にスケッチをしてもらう(60センチ/200倍)

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