国立科学博物館の観望会 20110107

 2011年最初の観望会です。帰りの上野駅前の温度計は3度を表示していました。それにしても寒かった。前回は2010/12/17でしたが、まだ寒さに耐えられる星空でしたが、年が変わってから最も寒い星空の下となりました。お客さんが入場する前に、ドームの外に望遠鏡をセッティング(私はタカハシの10センチ屈折)をしてから、ドームの中の木星を見せてもらいました。ちょうどイオが木星から出現したところ。グッドタイミングでした。

 今回も常連さんを始め、ちょうど本館にいらしていた方々も足を運んでくださり、入れ替わり立ち替わりで50名前後の方がお見えになったでしょうか?木星天王星、すばる、オリオン大星雲、二重星etc.を導入して、それぞれ解説などを交えます。

 細い月も沈んでしまいましたが、上野では暗夜など訪れることなく、昨年から新しく加わったスカイツリーの異景がその存在を無言で語っています。ここでは4等星となるすばるのいくつかの星が見えるのがやっと。レーザーを使って冬の星座たちを案内しました。

 21時前にすべての観望を終え、しばらく控え室で雑談をしてから帰路につきました。いつものパターンです。家に着いてからも空の状態が良かったので、まだカノープスが見えるかもしれないと印旛沼へと車を走らせました。

 しかし、雲が地平線近くにあったため、2011年初の寿命延ばしは叶いませんでした。


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